通信ができないときでも子どものスマホでの位置情報を把握できるようにしてみた「Google+位置情報共有」 / Sharing Location of Child’s Smartphone Using Location Sharing With Google+.

   2016/07/22

2017/05/14 追記
どうやら、位置情報共有は4月にGoogle+からGoogleマップに移行したようです。
過渡期のようで、まだGoogle+のウィジットが使えたり、Androidのバージョンによってはつかえなかったりします。
共有そのものはGoogleマップの設定でとても簡単にできますが、ホーム画面でのウィジット表示は確認中です。下記の記事は2017/3月以前の情報として参照ください。

  • トピック;子どものスマホでの位置情報履歴を確認する
  • ポイント;不安定な通信でも子どものスマホの位置を確認
  • キーワード;Google+位置情報共有、GPS、非同期通信
  • Topic: Sharing location of child’s smartphone using Location sharing with Google+.
  • Points: Getting a child’s position in the unstable communication situation.
  • Keywords; Location sharing with Google+, GPS, Unsynchlonyzed communication./li>

”Androidデバイスマネージャー”だけで大丈夫か?

Androidデバイスマネージャー”で子どものスマホの最新位置を確認できますが、電波やアプリの状況によっては現在位置を取得できない場合があります。そのようなときに”ちょっと前まで居た場所の履歴”を調べることができます。”Google+位置情報共有”を使います。

手順は結構面倒

Google+位置情報共有”は意図せずに公開できてしまうという意見もあるようですし、きちんとやろうとすると手順は結構面倒です。Google+を使っていないと、Google+の利用開始と各種設定が必要となります。また、Google+だけでなく”Google設定”も必要なので、サービス全体がわかっていないと混乱します。

設定手順をまとめてみた

  1. 親のスマホでGoogle+にアカウントを作る(Google+アプリのインストール)
  2. 子どものスマホでGoogle+にアカウントを作る(Google+アプリのインストール)
  3. Google+に最初からあるサークル”家族”に家族(お父さん、お母さん)を追加する
    1. Google+アプリを立ち上げて”虫眼鏡マーク”をタップ
    2. 家族のメールアドレスで検索
    3. 家族のアカウントが表示されたら”フォロー”をタップ
    4. ”フォロー中”になるので”フォロー中”をタップ
    5. ”フォロー中”のチェックをタップして外す
    6. ”家族”をタップしてチェックしてから”完了”をタップ
  4. Google+アプリで現在地の共有をオンにして、位置情報の公開範囲をサークル”家族”に限定する
    1. Google+の設定から”アカウントの設定”をタップ
    2. ”現在地の共有”をタップ
    3. ”現在地の共有”の”ON”をタップしてチェックし、”共有先”を”家族”にする
  5. Goole設定(Google+ではない)の”位置情報”で”位置情報へのアクセス”をオンにする
    1. Google設定を開いて”位置情報”をタップ
    2. ”位置情報へのアクセス”をタップしてチェック
  6. Goole設定(Google+ではない)の”位置情報”->”Googleロケーション履歴”で”ロケーション履歴”をオンにして、対象となる端末(スマホ)を設定する
    1. Google設定を開いて”位置情報”をタップしてから”ロケーション履歴”をタップし、”ON”のチェックと”この端末”のチェックを確認する
  7. Android設定でGoogleアカウントの同期状態を確認する
    1. Androidの設定を開いて”アカウント”->”Google”で”Google+”にチェックが入っていることを確認する
  8. 親のスマホのGoogle+アプリの”位置情報”で子どもの位置情報が見れることを確認する

ウィジットもある

Androidではウィジットもあるので、設定さえしてしまえば、すぐにアクセスできて便利ですね。
ホーム画面で子どものスマホの場所履歴(最近共有;記録された場所)が見れます。
右上の更新ボタンで手動更新も可能です。(最新の履歴を見に行くだけです。今現在の場所を調べたいときには”Androidデバイスマネージャー”を使います)

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Google+への本名登録は?

ちょっと本名登録は抵抗ありますよね。Google+はSNSで本名の登録を前提としていますが、ニックネームでもよいようです。(あまり名前離れしたものはNGのようですが)子どもとわかる名前で登録しましょう。

Google+ プロフィールには本名を使用する必要がありますか?
Google+ プロフィールにはご自分の姓と名を使用することをおすすめしていますが、よく呼ばれているお名前をご使用いただくことは可能です。
出典;Google+/Google フォト ヘルプ フォーラム

Google+はもちろんパソコンからでも操作できる

スマホではなくパソコンでGoogle+にアクセスすることも可能です。
アカウント作成、サークル”家族”への追加、などはパソコンからもできます。むしろ、パソコンからの方が操作は楽です。但し、子どもの位置情報確認はPCブラウザからは現時点ではできないようです。
地図上での友だちの現在地の確認 – Google+ ヘルプ

”タイムライン”も面白い

Google+の位置情報共有を使っていると、パソコンから子どものGoogleアカウントでGoogleマップにログインして”タイムライン”という機能が使えます。よく行く場所が履歴で見れるので楽しいですよ。(見れるのは本人IDだけです。タイムラインの共有はできないようです)

”Androidデバイスマネージャー”のバックアップとして

現在位置を知る手段は”Androidデバイスマネージャー”ですが、通信状態に左右されたり、毎回ログインが必要だったりします。
Google+位置情報共有はウィジットも使えますし、すぐに場所がわかって使いやすいですね。但し、現在位置ではなく、タイムラグ(あくまでスマホの位置情報の履歴です)があることに注意です。
Androidデバイスマネージャー”と併用すれば、とても便利だと思います。端末の負荷は若干高いですがLINEアプリの「LINE HERE」でも位置情報を確認できます。
参考;子どものスマホのLINEで居場所を確認する「LINE HERE」

位置精度を上げるために

2016-09-09追記
GPSの精度を上げるための設定を確認してみました。
参考;子どものスマホでGPSの精度を上げてみる「GPS Status & Toolbox」
これらを実施したところ、かなりの精度と頻度で子どもの位置が把握できるようになりました。特にLlamaの設定が効いてるように感じます。
参考;Llamaで定期的に画面をONにしてみる
参考;Llamaのセル確認を常に行うようにしてみる
スマホによっては、ここまでやらなくても十分精度はでると思いますし、GPSの電波状況やバッテリーの持ちをどこまで許容できるかという部分もありますので、様子を見ながらチューニングすることになりそうです。でも、これらの設定で、我が家のQ5002では、ほぼ場所が確認できるようになりました。反面、バッテリーの持ちは悪くなったので、使いながら設定項目を見直していこうと思います。


– 23rd Jun, 2016 / the 1st edition
– 9th Sep, 2016 / 2nd edition

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