Windows Vistaのコールドバックアップ(ディスククローニング) / A Cloning Disk of Windows Vista |
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目次
OSのバックアップをしたい(Windows Vista)
ウチにはVistaのPCが2台あり、まだ現役です。先日、HDD→SSD(クリーンインストール)にしたら、結構早くなり、それなりに使えるようになって嬉しい感じ。でも、サンドボックス的に使っている環境なので、また元の環境に戻したいし、ディスククラッシュだっていつあるかわかりません。「そのうちバックアップしよう」と思っていると、クラッシュしたりするんですよね...。
我が家のPCは新しい環境をインストールしたら容量の少ないHDDとかに”まるごとバックアップ”して、念のためとっておきます。こうすれば、クラッシュしても最低限の環境には戻れる、というわけです。
コールドバックアップが基本
Windowsの機能や、PCにメーカーがつけてくるバックアップもありますが、私はあまり信用してなくて、まるごとバックアップ=コールドバックアップが基本です。クリーンインストールして、Windows Updateをかけた時点のディスクのクローンをとっておけば、クラッシュしてもその時点に戻ればいいわけです。
2つのディスクをつかって、環境をコピーするのですが、接続はIDE(PATA)のセカンダリ、SATA接続だけでなく、USBアダプタを使ったディスクでもバックアップしたいところです。
- 古いパソコンならIDE
- ノートパソコンなら外部SATA端子があるパソコンが多いですから外部SATA
- 自作系ならSATA接続できますね
- USBアダプタで外部ストレージも便利
一番手軽なのはUSBアダプタでつなげてしまうやりかたでしょうね。USBなら(ちょっと遅いですけど)、安いし、PCはバラさなくていいし、お手軽にバックアップ先のストレージを接続できます。
カエレバ
EaseUS Partition Master Freeを使う
私が使っているのは古い9.2.2ですが、2016/12時点は11.9が最新バージョンのようですね。
機能は変わっていないようです。
Free Download EaseUS Partition Master – EaseUS
以下は9.2.2での操作です。そのうち、11.9でもやってみます。IDEやSATAだけでなくUSBで接続したHDDにすらコピーできてしまうのが便利ですね!
2017-02-28 追記
なんと!EaseUsの中の人から「公式サポートのURLをリンクして」とコメントがありました。
こんな極小サイトまでチェックしているとは...。
最新サイトでは使い方や機能比較も日本語でわかりやすくなっていますね。今度バックアップするときは有償版も検討してみようかな、と思いました。一度、公式サイトを覗かれることをお薦めします!
無料のパーティション管理ソフト – EaseUS Partition Master Free |EaseUS公式サイト
EaseUS Partition Master Freeのインストール
ダウンロードしたepm.exeを実行します。
環境によってはepm.exeがウイルスとして検出されてしまう場合がありますので、適宜アンチウイルスの設定をしてインストールします。
- 使用規約に同意します。
“I will use the software on my family PC ONLY and I accept the agreement.”にチェックして”OK”をクリック - インストールパスはデフォルトで良いでしょう。
- 最低限のインストールができれば良いので”Create a desktop icon”のみチェックして”Next”をクリックします。
- インストールが始まります。
- インストールが終了したら”Finish”をクリックして完了します。
EPMを使ったパーティションのコピー
- EPMが立ち上がりますので”Partition Manager”をクリックします
- PC本体のCドライブ(64G)と外部SATA端子で接続したバックアップ用のEドライブ(80G)が認識されています。
Eドライブは別PCで使っていたのでパーティションが切られていますね。バックアップ先はバックアップ元より大き目の容量を準備するのがポイントです。同容量(例えば64Gと64G)でも微妙に容量が違う(足りない)ことがあります。 - コピー元のディスクを指定して、コピーの準備をします
Cドライブではなく”Disk 1(MBR)”を指定するのがポイントです。ディスクのMBRごとコピーする必要があるからです。
コピー先の容量と異なっていても大丈夫です。コピーするときにコピー元と同じサイズでコピー先にパーティションが切られます。 - ディスクを指定して”Copy”をクリックすると、ディスクのチェックが始まります。
チェックが終わったら”Next”をクリックします。 - チェックが終わってからコピー先のディスクを指定します。
Disk2を指定しますね。 - コピー先のパーティションを切りなおして良いか、という確認があるので、
“Delete partition on the destination hard disk.”
にチェックして”Next”をクリックします。 - パーティションの大きさを調整できる画面がでますが、フリー版では機能が限られているので、そのまま”Next”をクリックします。
- 注意事項の表示
再起動してディスクをコピーします
・コピー先のディスクで起動しない時はコピー元のと差し替えて起動してみてください
・コピー元のディスクでも起動しない時はコピー先のディスクを外してください
・コピーが終わってもすぐに手動で再起動しないでください
といったことが書いてありますので”Finish”をクリックします。 - コピーの設定を適用します
“Apply”をクリックしてコピーの設定を確定します。 - )適用の確認
コピーを本当に適用するかと聞かれるので”Yes”をクリックします。
“Shut down the computer after changes are applied.”はチェックしません。 - )PCの再起動
再起動するか、と聞かれるので”Yes”をクリックしてPCを再起動します。
自動的に再起動が始まります。
ハードディスクのコピー
再起動後にはWindows Vistaではなく、Easeus Partition Masterのアプリケーションが立ち上がります。
Windows Vistaは立ち上がりません。→大丈夫です、後で復帰できます。
これによって疑似的にコールドバックアップができるわけですね。
- 自動的にEaseus Partition Masterのアプリケーションが立ち上がりますので、何も操作せずに待ちます。
- コピー先のパーティションが切りなおされます。
- ディスクのコピーが始まります。
- コピー先のパーティションの設定が行われます。
- コピーのファイナライズ処理が行われます。
- 自動的に再起動されます
再起動されると、元の環境(コピー元ディスクのWindows Vista)で起動されるはずです。コピー先のディスクが新しいデバイスとして認識され、再度、再起動を促されると思います。再起動を2回した後、動作に問題が無いか確認します。(私はおかしくなったことはありません)
ディスクを差し替えて動作確認
先の注意にあったように、
- PCの電源を切る
- コピー元のディスクを外す
- コピー先のディスクをコピー元のディスクと同じ接続場所につける
- PCを起動
で、動作確認をします。
初回起動時にはディスクが変わったので、再起動を促されます。再起動しましょう。これでディスクのバックアップができました。
まとめ
EaseUS Partition Master Freeを使って、Windows Vistaがインストールされたディスクを丸ごとコピーしてバックアップすることができました。最近(2016/11)、PCについていたWindows Vistaのリカバリディスクでクリーンインストールしましたが、Winodws Updateにかなり苦労しました。(時間がかかるとか、手動でパッチインストールしないと先に進まなくなるとか)
PCが元気なうちに”まるごとバックアップ”しておくと、いざというときに便利ですよ。USBで接続したHDDにもコールドバックアップ(疑似的ですけど)できてしまうのが、とても便利ですね。
最近はSSDの影でHDDがすごく安いですから、”塩漬け”用に1つ買っておいて、バックアップしておくて良いと思います。
– 10th Jan, 2017 / the 1st edition
– 28th Feb, 2017 / 2nd edition EaseUs公式サイトのリンクを追加
ITDIY ; IT’s DIYer管理人 様
大変お世話になっております。
EaseUSのTeiと申します。
弊社の製品を信頼していただき、誠にありがとうございました。
図図しいお願いだと承知いたしましたが、上記の記事で
言及されたEaseUS Partition Masterに日本語公式ページのリンクの
http://jp.easeus.com/partition-manager-software/free.htmlを
挿入いただくことは可能でしょうか。
お忙しい中ご無理申し上げまして誠に恐縮ではございますが、
ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。