IT中間管理職の武闘派との接し方 / Dealing With Combative People and Divisions for IT Managers.

   2016/07/21

  • トピック;武闘派にいかに立ち向かうか
  • ポイント;無益な戦いは避けること、相手を変えず自分を変えてWin-Winの関係にする
  • キーワード;戦いを避ける、”勝ち”を持たせる、視線を逸らさない、相手は変えず自分を変える
  • Topic: How to deal with combative people.
  • Points: Avoid a futile battles; change yourself, not the opponent, to get a win-win outcome.
  • Keywords: Avoid a battles, let them “win”, don’t avoid eye contact, change yourself, not the opponent.

”武闘派”か”猛獣使い”か

タカ派かハト派かなんて言い方もあるでしょうか(あまり私の周りは言いません)。ITマネージャー、そしてプロジェクトマネージャーとして自分は”猛獣使い”だと思っています。人や他部門とは適切な距離をとりながら、根回しやじっくりとした会話、打ち合わせで距離を詰めていき、合意形成を図るタイプで、闘うとしたらアウトファイティングです。意見の激しい打ち合いはめったにしません。いわゆる声の大きい、相手を責め立てながら仕事をする”武闘派”とは対極で、武闘派の人とうまく付き合う猛獣使いタイプだと思います。

そうはいっても猛獣使いの調整だけでは済まなくなってくる

ただ、マネージャークラスの仕事になってくると、調整の難易度はぐっと上がります。部下のケアをするスコープが加わるし、部門間の調整もあるからです。特に部門間の調整はセクショナリズムがあり、利害関係によって、着地点が見えないことが多いです。そうなると社内政治の世界になってきます。派閥やコネ、社内の情報戦になる訳です。先の武闘派は情報発信のパス、コネや、情報収集能力は高い。声が大きいから上層部も無視できない。ただ、チームプレイは苦手な人が多い(大抵はコネ・パワー、マネジメント・パワーでチームをねじ伏せる)。こういった人を理屈で外からねじ伏せても逆効果だし、その労力を考えると投資対効果(労力対効果?)は著しく低い。苦労してすり減って、勝ち取ったものがあっても、さもすれば逆恨みをされて今後の仕事がやりにくくなります。

猛獣使いとの闘い方

では武闘派と戦う術は?というと以下がポイントだと思います。

  1. 戦いを避ける
    まずは戦わなければ一番良いのです。先の通り直接対峙は消耗戦になるため、できるだけ打ち合いは避けるのが賢明です。但し、モードチェンジ(打ち合うか、距離を置くか)の判断は早めに。メールや情報戦のやりとりは相手のフラストレーションを招くことが多いですからジャブを打ちつつ適切な距離をとることが重要。たまには打ち合いもしなくてはいけないということです。
  2. 相手に小さくても良いから”勝ち”を持たせる
    いざ会話となったとき、自分の理を通そうとしても無理です。相手に勝ちと思ってもらう事が重要。そのとき相手へのダメ出しは一番やってはいけないことです。遠回りをして自分の方を向いてもらうようにすることが重要ですが、調子に乗らせないように。下手過ぎてもいけない、となります。
  3. 視線を逸らさない
    相手は自分の利をとろうと何とか弱みを引き出そうとします。そして引き出した弱みは徹底的につけこみます。また、マネージャーは自分が直接やっていないことも多いため、そこに「本当にそうなのか、自分で確認したのか」と問うシニア・マネージャーや他部門マネージャーは多いです。それは事実、真意を引き出すテクニックなのですが、そこは毅然とした態度、正しい認識で答えるべきです。曖昧な言葉や、自信の無い態度は調整には必ずマイナスになります。
  4. 相手を変えるな、自分を変えろ
    交渉なのだから、相手に気持ちを変えてもらう事は必要です。だからと言って外力で変えることができると思ってはいけません。交渉、調整相手となるのは大抵シニアクラスやエグゼクティブになります、自分の意見を滔々と述べて「なるほど、君の言うとおりだ」という相手なら交渉の価値すらないし、そんなポジションにいるはずのない人だ。アプローチとして、相手の考え方を変えるのではなく、自分が変わって答えが出ないかというポイントで考えることだ。相手を強烈なストレートで打ちのめすのではなく、変幻自在な関節技で知らずのうちに”決めて”しまうのがポイントです。
  5. まとめ

    今回は武闘派との接し方を考えてみましたが、相手によって柔軟に対応を変える事が大事です。
    自分をしっかり持ちつつ、変幻自在に。
    武闘派の人は勢いはありますが、その分、動きや考え方は読みやすいです。行動力で負けなければ猛獣使いに分があります。
    うまく武闘派の人と連携してビジネスを成功させましょう。
    # ”猛獣”は飲みにいくと楽しい人が多いです。基本的に話が上手いから猛獣になれるのでしょうね。



    – 8th Mar, 2016 / the 1st edition

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